「753」のお茶のこと

静岡の日本茶「753」

標高750mあたりに広がる茶園の
ちょうど真ん中あたりが標高753m
「753」はこの標高にちなんで名付けました。

朝晩の寒暖差が激しく、
霧のかかる急傾斜地に点在する小さな茶園。
ゆっくりと芽を伸ばし、
豊かな香りと旨みを育む最適な環境で
「753」の日本茶を作っています

農薬を使わず育てる日本茶

「753」のお茶を作る茶園では、
葉につく虫や病気を予防する農薬も、
雑草を枯らす除草剤も使わずに栽培しています。

小さな茶園のため、
市場に多くは出回りませんが、
量よりも質を。
一年を通して、安心して美味しく
飲んでいただけるお茶づくりを
心がけて育てています

先代から続く、自宅の茶工場

「753」のお茶は、
代々受け継いだ年代物の機械が並ぶ、
自宅の茶工場で製茶しています。

手作業で調整する部分も多く、
お茶の葉の様子を観察しながら
動かす時間や火加減を変えて、
感覚と経験で仕上げる製茶です。

一番茶だけを使った浅蒸し煎茶

「753」の日本茶は、
毎年初春の一番茶だけを使った浅蒸し煎茶。
品種は「やぶきた」です。

寒暖差が大きく霧のかかる環境で
ゆっくり育ったお茶の葉は
葉肉は厚く柔らかく、香りが豊かです。

短い蒸し時間で仕上げたお茶は
山のお茶らしい旨みと香りを
ぎゅっと閉じ込めています。

育てる、作る、整える。

「753」のお茶は、
茶園の整備から摘み取り、製茶、個包装まで、
すべて自分たちの手で行っています。

一つひとつを丁寧に。
小さな茶園だからこそできるお茶づくりを
続けています。

一杯の中に、山の記憶。

霧に包まれる山あいで、
ゆっくりと芽を伸ばした茶葉が
お湯の中でふたたび息づきます。

ひと口ふくむと
ほのかな渋みとやわらかな甘みが広がり
浅蒸しならではの澄んだ余韻が残ります。

香り、色、
ひと口ごとにほどける味わい。

「753」の日本茶は、
山の時間をそのまま閉じ込めたお茶です。